きのう、潮岬に上陸した台風七号は私の住んでいる芦屋よりも西、大阪湾を北西に移動して昼過ぎに明石に再上陸した。足の遅い台風だった。時速十五キロの自転車くらいの速度でそのままゆっくり日本海へ向かって北上、兵庫県を縦断。そのため夜明けから昼間を過ぎて夜にかけて、まる一日中、我が家でも風雨が騒いでいた。
台風一過、十五日は終わり、現在、八月十六日の午前二時五十七分。この文章をしたためている。外は静かだ。きのうが信じられないくらい、ひっそりしている。
嵐は やがて
静寂へと向かう
ひっそりと
嵐の存在を忘却した
静寂へ
確かに
無常だった
八月十六日
こうして お盆が去っていく
あなたを愛した四十三年間を
吹き消そうとでもいうように
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