七年の後に その23

まだ

心の中に

亡妻えっちゃんが住んでいる

ぐずぐずして

いつまでたっても

あの世に

引っ越そうとはしない

毎日

笑顔で

見つめてくる

あるいは

ボクの心の座敷牢が

彼女を閉じ込めたまま

イヤがるのを

無理矢理

監禁して

格子の中から

出そうとしないのか

それとも

愛は

本来 一体なのか

愛に別離はないのだろうか

愛が消滅しない限り

ふたりを引き裂くことは不可能なのか

あと半年で

八年になる


*写真は、一月二十七日お昼頃、亡妻えっちゃん、亡犬ジャックといっしょによく歩いた芦屋キャナルパークから六甲山を、スマホで私が撮った。

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