泡の夜

人体が

泡に分解している

トテモあわただしい話だった

両手がなかった

まだ手のかたちは残っていた

けれどそれは紫色の泡だった

だから気づいたんだ

全身が泡なんだろうと

もう夢であっても なかっても

そんなこと どちらでもよかった

紫色の泡になって全身が分解するなんて

ウレシカッタ ステキダッタ! タマラナカッタ‼

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る