カテゴリー:宗教系
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鈴木大拙の「神秘主義」
精神医学に従事していたミンコフスキーの「精神分裂病」を読んだとき、これは確か去年の九月の話だが、ベルグソンの思想に強く影響されている主旨が述べられていた。彼はベルグソンの前期の思想に影響されたのだろうが、私は後期の作…詳細を見る -
「パスカル小品集」を読む。
この本を開いたのは、先月、ラファイエット夫人の「クレーブの奥方」を読み十七世紀フランス作家の文章をもう少し読んでおこうと思った、それに加えて、去年の九月にベルグソンの「道徳と宗教の二源泉」の中で神秘主義についての積極…詳細を見る -
「シレジウス瞑想詩集」再読
無宗教のくせに何を思ってか、私は十月辺りから主にキリスト教神秘主義の文献を読んでいるが、この本もその流れにそって、扉を開いた。 「シレジウス瞑想詩集」(上巻) 岩波文庫 2005年11月16日第3刷 …詳細を見る -
イグナチオ・デ・ロヨラの「ある巡礼者の物語」再読
無宗教の私にとって、この本の感想文を書くのは、トテモ無理だろう。生まれてからこのかた不勉強のため、キリスト教を含めて、あらゆる宗教に精通せず、ひとかけらの宗教心も宗教体験も持たない身であってみれば、それは当然の話だっ…詳細を見る -
イグナチオ・デ・ロヨラの「霊操」再読
私がこの本を再読した理由は、過日、ベルグソンの「道徳と宗教の二源泉」を読み、彼は極めて積極的にキリスト教神秘主義を評価しているのを知った。もちろん、宗教における神秘体験に関して言えば、仏教でもイスラム教でも絶対者や仏…詳細を見る -
クザーヌスの「神を観ることについて」再読
この無宗教の私が、はたして神を観ることが出来るのだろうか? そのためには、いかなる有効な方法があるのだろうか? 今回再読した本にはそのヒントが提言されている。その一例をあげてみよう。 旧約聖書の冒頭の「創世記…詳細を見る -
エックハルトの「神の慰めの書」再読
先日、「エックハルト説教集」を読んでみたが、確か同じ著者の本がもう一冊あったはずだ、本棚を探して、それを抜き出した。 「神の慰めの書」 M・エックハルト著 相原信作訳 講談社学術文庫 昭和60年6月10日第1…詳細を見る -
「エックハルト説教集」再読
以前この著者の本を読んだのは、おそらくハイデガーがこの著者に言及していたためだったのか、その流れの中で読んだのだろう。 このたび、再読した。それは、先日読んだイーブリン・アンダーヒルの「神秘主義」という本に詳…詳細を見る -
イブリン・アンダーヒルの「内なる生」
この著者の「神秘主義」という本を、私は数日前に読んだ。極めて興味深い内容で、神の愛から隣人愛へとあふれ流れる生命を、主にキリスト教の聖人達の言葉や実践を通して丹念に描いたものだった。同じ著者の本をもう一冊手にした。 …詳細を見る -
イーブリン・アンダーヒルの「神秘主義」
過日、ベルグソンの「道徳と宗教の二源泉」を読んだ時、この本が紹介されていた。早速、購入して読んだ。 「神秘主義」 イーブリン・アンダーヒル著 門脇由紀子 他訳 ナチュラルスピリット 2016年9月23日初版 …詳細を見る