芦屋芸術は 、たがいに共感できる世界を言葉で表現することを、めざしています。
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「芦屋芸術二十五号」が出来ました!
フォト詩集「親水公園にて」が出版されました!
「錯乱詩集 一日、一詩。」が澪標から出版されました!
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カテゴリー:山下徹の詩
2023-4-4
山下徹の詩
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中指のふしぎ
昼のがらす窓をたたくものと 夜のがらす窓をたたいているものとは 過ぎさりゆく中指のものがたりである ちりひとつなく磨かれた つめあと まんまるく まん月に折られた かんせつ がらす窓にもま…
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2023-4-3
山下徹の詩
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焼きすてる
不図見れば 畳の上に 我が死体 不図見れば 庭木に吊られて おのが首 なんとなく 写真の我れを 焼きすてる *一九七七年二月十三日、私が二十七歳の作品。日記帳に書か…
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2023-4-2
山下徹の詩
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くすぐって欲しいのに
夢の中に 死体が ころがっていた おぱあるの 手のひらが 撒き散らされていた 目はつぶれ…… 頭の中で 月が踊っていた あたしを打ち砕いてくださいと 足が …
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2023-3-23
山下徹の詩
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闇に葬る
立方体の白いプラスチックで出来た容器で、一辺二十センチくらいだろうか。確か十五個預かったと記憶している。 いつの話だろうか。高級ホテルで九年前に死別した妻と落ち合って、「これよ」、彼女の人差指の先、カウンター…
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2023-3-19
山下徹の詩
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別離と和解
Ⅰ 別離 あなたが離れていくのがわかった あなたを離した Ⅱ 和解 今 あの人にサヨナラといった 生きるということは 死者と別れることだった この世の命と和解することだった…
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2023-3-18
山下徹の詩
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足の裏まで
脳に 白いキキョウが咲いた 足の裏まで 根が張っていた …
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2023-3-17
山下徹の詩
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穴から煙が出ていた
脳の中では あの世も この世も なかった 右側では 足の裏がない亡妻が歩いていたが 左では 青いサンダルをはいたあの女がタコのように笑っていた ふたりの髪は入り乱れ 合流し 歪…
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2023-3-16
山下徹の詩
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キラワレテしまった
何度も言ったじゃないか 帰って来るだけでいいから 家事はぜんぶボクがやるから だから ダイニングテーブルの前に いつものように 座っているだけでいいのに もうすぐ九年になるけれど …
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2023-3-15
山下徹の詩
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ぐじゃぐじゃ
危険か どうか 問い合わせがきた いつも 危険だ 脳は そう答えた いっせいに 笑った 誰かが シーッ 制止した その一瞬 もう一度 あなたに 会いたい 赤い色が 浮かび 滲み…
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2023-3-14
山下徹の詩
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未明
闇は 一様に 暗くはなかった あちらでも こちらでも 無数の 白い てのひら状のものが 波うち 騒いでいた さまざまな闇の部位をめくり 時に 向こう側を垣間見せた わたく…
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