カテゴリー:山下徹の詩
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さまざまな映像の破片が砕け散った
闇が 消えるまで 記憶だけの世界で 遊んでいた そこでは 記憶の破片が さまざまに組み合わされて 昼間とは違った映像界と音響で ひしめきあっていた どす黒い物が 座…詳細を見る -
七年の後に その43
愛は からだの奥深くに住んでいた 愛は からだと一体になってしまった 愛は いつもからだの奥の方から優しく語りかけてきた そうだ だが それにもまして あなたと愛しあったということは 愛し…詳細を見る -
七年の後に その42
なぜ えっちゃんは帰ってこないんだ 小雨が降る中 自問自答しながら 私はきょうも芦屋浜を歩いていた 違う えっちゃんは帰ってこないんじゃない 帰りたくても 帰れないんだ 帰ることが出来な…詳細を見る -
七年の後に その41
まいにち 雲ばかり見ていると その思い出が 心にいっぱいたまってくる だから ボクは 雲が大好きだ とても ふわ ふわっ として あなたの口のなかで 綿菓子がとけるように…詳細を見る -
七年の後に その40
きょうも 雲を見ていた もし君があの空から帰ってきて もう一度同じ屋根の下で暮らせたら ボクはこんな詩なんて 書きはしなかった *写真は、二月二十四日朝九時頃、 近所の親水公園から青…詳細を見る